「毎日丁寧に磨いているはずなのに、子供に虫歯が出来るのはどうしてでしょうか?」「甘い物を食べるから?」「歯磨きをきちんとしていないから?」・・・と思う方がいらっしゃいます。そもそも虫歯になるのはどうしてなのでしょうか?
虫歯になる原因は?
お口の中には、たくさんの細菌がすんでいます。その中の一つに「ミュータンス菌」と呼ばれる虫歯の原因とされる菌があります。このミュータンス菌は、生後10ヶ月〜31ヶ月くらいにお母さんから感染すると言われています。一度感染してしまうと、なかなか口の中から排除することは困難です。
お口の中のミュータンス菌(虫歯菌)が、食べ物の中の砂糖を栄養にし、表面にネバネバとした物質をつくります。
ネバネバとした物質の中に虫歯菌や他の細菌が住みつき、どんどん増えていきます。これが歯垢(プラーク)といわれるものです。
歯垢(プラーク)の中の虫歯菌は、食べ物の中の「糖質」を材料に酸をつくり、次第ににエナメル質を溶かしはじめます。これが虫歯となります。
お母さんの食事のスプーンや口移しなどによって唾液を介して感染する虫歯は、
いわゆる母子感染です。お母さんのお口の中の衛生状態が悪く、ミュータンス菌が多いほど感染し易くなります。お子さんの虫歯を防ぐためにも、ご両親の口腔衛生管理も重要とされます。
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